涸沢岳西尾根 2023/1/5,6

山のこと

12月の16,17あたりにTomokiと冬山に行こうとしていたが、生憎の荒れ予報で、代わりにゲレンデパウダーを満喫したのだが、不完全燃焼で、なんとしてもガッツリ冬山したそうなTomokiとリベンジ山行。

天気

ルート図・標高図

山行概要

1日目 2023/1/5(木) 新穂高温泉BT〜白出沢分岐〜涸沢岳西尾根取付〜2350m幕営地

前日白馬でayanoさんと、実家から送ってもらった鴨を使った鴨鍋を美味しくいただいた後、諏訪に戻って冬山道具を回収。ワカンや冬靴はご無沙汰でスキーを始めてからすっかり埃をかぶってしまっている…。

翌朝松本でTomokiと待ち合わせて新穂高へ向かう。実は1月2月の槍穂周辺は初めてな気がする。3月とかは良くきている気がするけど。

今日は適当なところまで行ければいいのでゆっくり10時ごろ新穂高スタート。

久しぶりに履く冬靴

新穂高バスターミナル周辺から雪は軽く、フワフワしている。
滑ったら気持ちいいんだろうなぁ〜。

11:17 穂高平小屋通過

先行者のトレースもあり順調に進む。

12:30 西尾根取付に到着 ここもトレースがバッチリ

冬の定番ルートとなっているのか木曜日にもかかわらずトレースが。
すれ違った方曰く、今日は爆風で上には行っていない、とのことだったので、上部はラッセルかな?

西尾根は思っていたよりもたくさんのピンクテープがあり、ちょっと興醒めするようなしないような。。。

所々急なところがありますが、フィックスロープがあるところも。
私は幕営地まではストックで上がりました。

フィックス下から見たところ
フィックス上から見る

基本的には尾根をひたすら登っていく。

 16:36 幕営地到着

6時間半で一応目標としていた2350mポイントに。
これより上にトレースはなく、どうやらここ数日は山頂へ行ってない模様。
あんまりまだラッセルしてませんからね。明日はラッセル頑張るぞ!!
暗くなる前にテント張って夕ご飯。

バタバタで外装を外す暇もなかったカレー飯 1泊ぐらいの山行ならまだ食べられる!
Tomoki といえばウインナー!!! いつもお裾分けしてくれる。優しい!!!

明日はラッセルっぽいので湯たんぽ作ったり明日の水作ったりして、20時すぎ就寝。おやすみなさい〜。

2日目 2023/1/6(金) 2350m幕営地〜蒲田富士〜F沢のコル〜涸沢岳〜幕営地〜新穂高温泉BT

2時頃起床。
夜、何度か目が覚めたが概ね寝れた方かな? Tomoki は寒かったらしい。
最近買った2weekのコンタクトは案の定液が凍っていた。お湯を作るときにコッフェルの上に載せていたら溶けたけどきっとこれじゃあ洗浄されてない気もするしなぁ。
寝袋の中に入れておくのも、1Dayのと違って機密性的に溢れたら、、、とか考えてしまう。
泊まりの時は大人しく1DAYにするか。それともつけっぱなしか、、、
皆さんどうしてるんでしょうか。

朝ごはん食べたり支度したりして出発!
のつもりが、ここで問題発生。
私の着ているジャケットのいつも絶対に閉めているポケットがなぜか開いている…。
そのポケットはいつもシーズン券を入れっぱなしにしているポケット、、、、。
なんで開いてるんだ!!!!!!!わ〜〜〜〜〜ん!!!
昨日は歩きっぱなしで、あまり寒さを感じなかったため、ジャケットはスタート地点から幕営地まで1度も使っていなかった。道中に落としている、ということはなさそうだけど、どこだろう。車かテントか。
テントの中を探すが見つからない。
えーーーなんでーーーー(;;)と思って考える。

そういえば前日に洗濯したんだった!!!!!
というわけで、どこにしまったかこの時は思い出せませんでしたが、きっとどこかにあるだろう(下山したら普段使い用の鞄に入ってました!よかった!!!!)、と思い、改めて4時頃出発。

満月が近かったからか、空は明るい。
槍方面を見るとヘッドライトのあかりが3PTほど見えた。きっとかちょさん達がどれかだろうなーと思って、こちらも頑張るぞ!とちょっと元気をもらう。(そして彼らは12時すぎには下山していた。さすがスキーの機動力)

2時間半弱で稜線へ出る。

陽が登り始める

蒲田富士手前のフィックスが出ていたところが、岩の上に薄ーく軽い新雪が載ってる感じで嫌な感じでした。
なんとか通過し、F沢のコルを目指す。

両雪庇ができるところはまだ雪が少なめ。途中で雪庇の向きが変わるので注意
滝谷がかっこいい。

F沢のコル以降はルンゼをちょっと詰めて、そこからリッジに乗ってあとはひたすら尾根伝いに登っていく。
登る前は斜度があるように見えるし、岩も出てるから「え、あそこ登れるんか、、、、」
と思っていたが取り付いてみるとよっぽど蒲田富士手前のところのが嫌でした。

上からルンゼ地形を見下ろす
真ん中らへんに見えるのが涸沢岳 右の奥は奥穂

10:40山頂 到着! ふ〜〜〜長かった!

山頂付近は風が強く、寒くて仕方なかったので、集合写真も取らず即下山開始。笑
風のないところ辺りまで降りてきて、ちょっと休憩しようとするとtomoki のアイゼンが片方ない!
どこで落としたんだろう〜とちょっと引き返すと、無事ありました。
てらこのクトーみたいに探しにくるのは、しんどい。笑
というか、アイゼンないと下山普通に厳しいしあってよかった〜。

F沢コルのちょっと上部の取り付き部分
降りてきた道を振りかえる

13:50頃テントまで戻ってきて片付けして14: 50に下山開始。
テント→山頂は6時間40分 山頂→テントは3時間ほどですね。

だらだら長い尾根を下って(ここが気持ち的にはしんどかった)
16:30頃西尾根取り付きまで下山。
あとは気持ちだけで林道を進む。

たくさんのスキーヤーとスノーボーダーによって高速道路と化していた登山道

18:10 新穂高BT到着〜〜〜長かった〜〜〜〜

行程まとめ

1日目 行動時間6時間32分
新穂高温泉BT(09:59)→穂高平小屋(11:19)→白出沢出合(12:22)→2350m幕営地(16:34)
2日目 行動時間13時間40分  17.3km△1406m ▽2077m
2350m幕営地(04:08)→蒲田富士(07:36)→涸沢岳(10:40)→蒲田富士(11:49)→白出沢出合(16:36)→新穂高温泉BT(18:10)
2日間合計 20時間12分 距離 18.2km

感想

久しぶりのスキーを使わない雪山でした。
行く前は「スキーがいい、、、、スキーがいい、、、」と思ってましたが、久しぶりに重たい荷物担いだり、雪山でテント泊したり、まぁこれはこれで楽しかったなー。
景色も良くて、いろんなシュートを捕捉できました。
2016年の2月のTomahawkさん達の記録で涸沢岳西尾根~涸沢滑走~上高地をやっているのを拝見して、見比べてみると雪の量が全然違いますね。(にしても、トマさんの記録が圧倒的すぎてずっと読んでいられる…..)
まだ1月だから、というのはあるかもしれないですが、もうちょっと降って欲しいな。
そして次来る時はスキー板と来てみたいです。

コメント

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