ニュージーランド🇳🇿トレッキング旅 2019/04/01~16 準備編

海外登山

2019年4月にニュージーランドにトレッキングに2週間ほど行って来ました。
今更ですが、とても良い時間で、幸せいっぱいだったあの日々のことを残しておこうかなと。

なぜニュージーランド?

2018年の4月にそれまで勤めていた会社をやめて、そこから山小屋で働いたり、スキー場で働いたりして、さてこれからどうしようかな、と思っていたのがちょうど2019年の4月だったように思います。

事の発端は、今となってはほぼ思い出せないけれど、ゆいかちゃんがちょうど仕事を3月31日で辞めて、晴れて4月1日から無職になる!という事で、だったら一緒にどっかいこう〜となって。

ネパールとかも考えましたが、時期的に微妙。
最初はオーストラリアのタスマニアなども考えていましたが、 ニュージーランドもいいよね〜と、なんとなくニュージーランドに決まった気がする。

ちょうど私の山友達のケンスケがオーストラリアにワーホリに行っていたこともあり、彼も誘って、3人で行こう〜となりました。

事前の準備や装備について

この時の私は、まだ今みたいに長期縦走の経験もなく。
2018年の夏に山小屋の長期休暇を利用して5泊6日の縦走をするのが関の山状態。
装備も今考えればお粗末な装備だった。

色々調べた事前情報で、ニュージーランドはとにかく、トレッキング用のテントや靴をそのまま持っていくと、入国の際に別室に連れていかれて、洗浄させられたり、時間がめちゃめちゃかかった話を聞いていたので、この度では新しいテントを購入し新品を持ち込んだ。(土についてる種子などを持ち込ませないため)
また食品についても開封済みの食品は持ち込めず、既製品でも色々な制約があるということで、ドキドキしながら、最悪没収されてもしょうがないね〜くらいの気持ちで用意しました。

行く場所の検討

ニュージーランドを歩く上でまず理解しておきたいのは、日本と違って、山小屋などは
すべてほとんどがDOCが管理している、ということ。
言うなれば日本の環境省のようなところです。ここが全ての山小屋の予約管理、運営などもしています。
日本のように私設の山小屋もありますが、高級ツアーでフルコースつき!みたいなツアーに申し込まない限り、ほぼDOCの山小屋に泊まることになります。


以下、私たちがこの旅で参考にさせてもらったサイトを載せておきます!
Arisa Noma × Te Araroa
テアラロアを歩いていたありささんのブログ。
一方的に存じ上げていただけなのですが、2019年にヴィパッサナー冥想に行った時に、たまたま知り合ったお姉さんがありささんの友達で、連絡とったりするようになりました。
めちゃめちゃ健脚で、1日の歩行距離などはあまり参考になりません。笑
山と道
昔の山と道のサイト。こちらのサイトのブログを読んでケプラートラックに行きたいなと思ったし、Shallow Bayというとても最高のキャンプサイトに出会えた。感謝。

Great Walks について

そしてニュージーランドを代表する10個のトレイルをGreat Walksと定め(2019年当時は9つだった気がする?)ています。
世界で一番美しい散歩道と言われるミルフォードトラックなどもGreat Walksのひとつです。
2019年は試験的に海外旅行者の山小屋利用料金が上がった年で(今年の値段を見たらある程度元に戻ったようです)、とてもじゃないけどミルフォードトラックの小屋は高すぎて泊まることができず、お手軽にいけるGreat Walksに行きつつ、あんまり有名じゃない道も歩いてみよう!となりました。

Hut categories について

ニュージーランドのトレッキングルート上にはほぼあらかたHutと呼ばれる日本でいう営業小屋、避難小屋のようなものがあります。
それらは大きく6つに分類されます。

・Great Walks huts
・Individually priced huts (including Serviced alpine huts)
・Serviced huts
・Standard huts
・Basic huts/bivvies
・Club huts

Great Walks huts グレイト・ウォーク・ハット

グレートウォークハットは最も快適です。
マットレス、給水設備、トイレ、手洗い設備、キッチンなどが揃っています。
私たちは今回の旅では使いませんでしたが、中だけ見学しました。笑
常駐で人がいるイメージ。予約必須。こちらから予約できます。

 Kepler Track にある Luxmore Hut
綺麗なダイニング
ゲストハウスのキッチンみたいな感じですね!調理器具は持ち込みます。

料金:大人:1泊15ドルから110ドル

Individually priced huts (including Serviced alpine huts)

グレートウォークまではいかないけれどサービスの提供がある小屋です。
ハイシーズン以外のグレートウォークの小屋もこのカテゴリーに含まれることがあります。

料金:小屋により異なる

Serviced huts サービス・ハット

今回は利用することはなかったですが、GreatWalkまではいかないけれどそれなりに人が入っているルートの小屋はこのカテゴリーであることが多いように思います。時々管理人さんのような人がいて、管理しているようです。

Great Walk のRouteburn Trackのちょっと南のGreenstone Track 上のMcKellar Hutなんかもサービスハットのひとつ。

料金:大人:1泊15ドル

Standard huts スタンダード・ハット

そして私たちが今回の旅で一番泊まることになった(笑)、スタンダードハット。
日本の避難小屋のような位置付け。予約は不要なことが多い(と思う。)
ここは綺麗な方だった!

マットレスと2段ベッドが基本装備
事前にビジターセンターでチケットを購入し、
料金箱のようなものがあって、半券を入れておくシステム
だいたい私たちの貸切で、人と一緒になることはなかった気がする。

料金:大人:1泊5ドル

Basic huts/bivvies

Standard hut よりももうちょっと簡素な小屋。でも突然当たりっぽい「え?これで無料?」みたいなのもある。

料金:無料

テント泊について

テント泊についてもNZはルートによっては「ルート上わりとどこでも張っていいよ〜」とかもありますし、様々。高いところで$20、有名なルート以外はほぼ無料か$5くらい。
あと何と言っても主要な街に必ずキャンプ場がある!!!

これはめちゃめちゃありがたくて、基本の移動がバスだった私たちは、街ではほとんどホステルとかに泊まらずに、キャンプ場に泊まってました。
日本だと、キャンプ場って街から離れてて車がないといけない所が多いですが、ニュージーでは長距離バスのバス停から歩いて30分以内の場所に$20以下で泊まれるキャンプ場がたくさんありました。

お金を節約する上でもテントは必須のように思いました〜。

キャンプ場と侮るなかれ。こんな感じのキッチンとダイニングがついてるのです!これはwanakaのキャンプ場。

移動手段について

バス

基本移動はバスでした。電車が少ないニュージーランドでは、主要な都市を結ぶバスが定期的に出ています。

一番主要なバスはこちらのintercityのバス。
https://www.intercity.co.nz/

こちらのルートマップでもわかるようにほぼ網羅的にNZ全土を走っています。
そしてお得なのが、FlexiPassと呼ばれる乗り放題?チケットのようなもの。
どちらかというと、会員価格でバスに乗れるような形で、プリペイド式みたいな感じで乗った分だけ料金が引かれていくシステム。
そしてこのパスの当時すごかったところは、この残った残高を自由に公式Facebookで売り買いできていたところ!
言うなればJRの公式facebookで各個人が青春18切符の残りチケットを売りますー買いますーみたいなのをできるようにしている。
もちろん各自の責任においてですが、あー自由だなーと思った記憶があります。
(2022年現在探しましたが、そのようなページは見つからなかったです。なくなっちゃったのかな。)

レンタカー

そしてほぼ主要な移動手段と言ってもいいのがレンタカーだと思います。
道路を走っている車はほぼキャンピングカーと言っても過言ではないくらいでした。
みんな車を借りてロードトリップを楽しんでいるようでした。
私たちも一度だけレンタカーを利用しましたが、貧乏旅行なので、ちょっとお得なサイトを使いました。
それが当時はrelocationというサービス名だったのですが今はtransfercarに変わっていますね。

Relocation rental cars, campervans and motorhomes | Transfercar
Transfercar is a website that enables rental car companies to drastically reduce costs in freight, while offering a way for travellers to travel for free.

このサービスは日本のレンタカーにもあるワンウェイで使用されたレンタカーをお客さんが格安で戻す、というもの。これ聞いた時めちゃめちゃ画期的なサービスだと思いました笑
レンタカー会社は、レンタカーを輸送する人件費を節約できるし、借りるほうも条件さえ合えば格安でレンタカーを借りることができます。
北島→南島の移動を伴うものもあって、5日以内に〜とか距離によって日数も様々。
条件のいい車はすぐになくなってしまうので、お早めにチェックするのが良いです◎

このサービスで借りたレンタカー。ランクル?とか忘れたけどいい車だった!

電車

あまり一般的ではない電車移動。
所々走っている程度なので、あんまりなのですが、私たちは
Christchurch(クライスト チャーチ)からArthur’s Pass(アーサーズパス)まで
TranzAlpine という山岳鉄道に乗りました。また詳しく紹介しますが、絶景でとっても楽しかったです。
この旅で一番贅沢したポイントでしたね。笑

世界の車窓からの世界そのもの!

最後に

準備編はこんなものですかね!
次回からは具体的に私たちが辿った日程をお届けします〜!

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