新穂高→高天原温泉まで進んだ1,2日目 その①は こちら !!
高天原→立山まで進んだ3,4日目 その②は こちら !!
その③では立山を遊んで下山した最終日と、総括です。
天気
「過去の天気図」
(気象庁ホームページより)
ルート図・標高図
山行概要
5日目 2022/4/21(木) 雷鳥沢キャンプ場〜剱沢〜雷鳥沢〜一ノ越〜東一ノ越〜タンボ平〜黒部湖〜黒部ダム
25時くらいに寒くて一度起きて、湯たんぽ作り直して2度寝。
(UL Ski Hikerさんのツイートによると、19日の夜20時でマイナス8度、20日はマイナス1度程度だったので、比較的暖かい夜だった模様。)
この日はもう縦走を終えたので、気持ちは気楽。朝も早起きしなくていい!
だけれども、この日は午後から天気が崩れる予定なので、早めに一本滑って下山したいので、サクッと滑れそうな剱沢の方へ。
ツエルトなどもほとんど撤収し、寄ったらすぐ出発できるように荷物をまとめて、
5:40 雷鳥沢キャンプ場出発。
雷鳥沢を剱御前小舎目指して登る。 BC勢はまだおらず、ほとんど登山者しかいない。
7:16 剱御前小舎到着
いつかは剱からも滑ってみたいなぁ〜。今世で滑れるかな。笑
(なお、私は学生時代運動をほぼ通過しないルートを通ってきてて、運動神経皆無でほとんど気合いと根性で乗り切ってます笑)
御前小舎→剱沢方面の斜面はなるくて、うーんて感じだったので、ちょっとだけ剱御前方面への尾根を歩いて、8時ごろ、ドロップ。
8:30には再び剱御前小舎について、雷鳥沢方面に下降開始。
直下は藪が出たりしてたので、ちょっと移動して、滑走。
その後 9:07 雷鳥沢キャンプ場に到着。
残置荷物を回収したり、トイレ行ったり、行動食食べたりして
9:35 一ノ越目指して再び出発。シールで上がって行く。
曇ってるように見えるんですが、まぁーーー暑かったーー。
暑かったというか、前日までの日焼けが痛くて、顔をバラクラバで覆ってたので、苦しかったという表現が正しいか、、、、
11:12 一ノ越到着。 この後雄山登って、御前谷落として→タンボ平下山するか、素直に東一ノ越経由で降りるか迷いましたが、時間も時間だし、5日目だし、午後から天気崩れてくるし〜と、東一ノ越経由で下山することに。(甘え。笑)
東一ノ越までは途中までは滑って行けますが、その後雪が切れているので、シートラに切り替えました。
アイゼンはギリいらないかなーレベルで、でも雪がグスグスしてて私は嫌な感じでしたー。スノボのシューズでみんな通ったりするのすごいな。
12:23 東一ノ越到着 滑走準備して滑走。
この前々日くらいに、八ツ峰上半〜大脱走を試みていたツヨツヨ友人からの
「ロープウェー下の縦溝エグいからしっかり緩んでから行くことをおすすめするよ。」が、なるほど、と思うくらい、下部は縦溝入ってました!助言感謝!!
13:00 ごろ 黒部平駅通過し、 黒部湖畔まで滑走する。
13:08 湖畔到着し、シートラに切り替えて、舗装路歩き。
14:05 発の関電トンネル電気バスに乗るべく、スキー板やピッケルをビニール袋に入れてバスに乗車。
その後、駐車場で、オートルート南下したtakuma君の車を回収し
温泉→塩尻の東山食堂で合流し、打ち上げ。(車で移動中雨降ってきてました。)
総括
行程まとめ
1日目 行動時間10時間20分 14.6km△2155m ▽509m 新穂高温泉(05:28)→わさび平小屋(7:14)→大ノマ乗越(11:26)→双六小屋(13:55)→丸山手前2765m付近宿泊地(15:48)着 2日目 行動時間12時間17分 17.3km△1406m ▽2077m 2765m付近宿泊地(03:43)→三俣蓮華岳(04:47)→黒部五郎小舎(05:47)→黒部五郎岳(8:20)→雲ノ平山荘(12:25)→高天原山荘(15:00)→高天原温泉近く宿泊地(16:00)着 3日目 行動時間12時間44分 10.4km△1436m ▽1882m 高天原温泉(01:55)→赤牛岳(6:36)→口元ノタル沢下部2050m(8:30)→薬師見平(12:10)〜廊下沢下部ビバーク地点(14:39) 4日目 行動時間15時間32分 15.5km△2354m ▽1696m 廊下沢下部(00:51)→廊下沢コル(4:00)→ザラ峠(9:30)→獅子岳(11:53)→鬼岳裏面上部(12:40)→御山谷2370m(13:00)→一ノ越(14:05)→雄山(15:35)→山崎カール→雷鳥沢キャンプ場(16:23) 5日目 行動時間8分 13.8km△1378m ▽2214m 雷鳥沢キャンプ場(05:40)→剱御前小舎(07:15)→雷鳥沢キャンプ場(09:10)→一の越山荘(11:12)→黒部ダム(13:40) 5日間合計 59:23 距離 71.9km △8731m ▽8381m
感想
ひょんなことから、タイミングが合い、行くことができたオートルート。
雪がある時期に行けるとは思っていなかった北アルプスの奥地に足を踏み入れることができたのはとても嬉しかったし、楽しい日々でした。
天気に恵まれたことも大きく、ほとんど予定通り、むしろ、早めに抜けることができたのはよかった。
しかし、雪山は本当に天気の要素が大きいので、運が良かったことをかみしめつつ、もっと悪天やイレギュラーが発生する山行を重ねていかねば、という思いを強くしました。
にしても、大きな山々に抱かれつつ日々を過ごせるのは本当に幸せだったので、またルートを変えて、オーソドックスなタイプのオートルートもやってみてもいいな、と思ったりした。
時期を選べばソロでもチャレンジしてみたい。
(ソロがいいと言ったり、誰かと行きたいと言ったり…笑)
反省・改善点など
・日焼け関連について
長期山行で気をつけなきゃいけない日焼け。本当に死活問題。
黒部横断の時も唇が日に焼けてカッサカサになっていたので、今回はSPF入りのリップクリームを満を持して導入。
1時間に1回は塗るぞ!と思い、こまめに塗っていました。そしたら、今回は唇が無事でした!!!(拍手)
肌の日焼け止めに関しても、今回はスプレータイプのものを導入していたのですが、これがどうやらアルコールが入っていたようで、後半に差し掛かるにつれて、痛くなるようになりました。
次買うなら、アルコールフリー必須ですね。
・行動食
信越トレイル4泊5日ではあまり入念に用意する時間がなく、フルーツグラノーラをガサッと持っていていたが、今回は、いもけんぴ、ミックスナッツ、チョコレート、バタピー、グミ、干しぶどう、チーカマ、カルパス、などにしてみた。
そうしたら、かなり嵩が減って、荷物を結果的に減らせた!グラノーラは、やっぱり少し、嵩張りますね。
・滑走する?しない?問題
今回のようなルート取りでは「この斜面落とす?どうする?」みたいな意思決定のタイミングが多々あったのですが、私個人としては、また来れるかわかんないし、できる限り、気になるところは落としたほうがいいと思いました!気候的にも、体力的にも、その他要因でも、またこれるとは限らないので。
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